ブレインスリープピローは日本の枕なのですが、なにしろ高く3万円以上する高級枕です。
にもかかわらず170万個以上を売り上げていますから、人気のある枕であることがうかがえます。
ではブレインスリープピローの寿命はどれくらいなのか、その耐久性も気になるところです。
その上質な寝心地で人気のブレインスリープピローですが、長年使える高い耐久性も忘れてはなりません。
今回は快眠枕ブレインスリープピローの寿命と、長持ちさせるために気を付けておきたいポイントやお手入れ方法についてご紹介します。
ブレインスリープピローをお使いの方もこれから購入を検討されている方もぜひ参考にしてみてください。
テクノジェルとウレタンの寿命
ブレインスリープピローはウレタンの上にイタリアが独自で開発したテクノジェルを乗せた2層式の枕となっています。
低反発と高反発両方の特性を持っていて、体にぴたっとフィットしながらも動きやすさも兼ね備えています。
低反発枕といえばウレタン枕が一般的ですが、ウレタンは空気を含むことでその柔らかさを生み出しています。
ウレタン枕は圧力をかけると、気泡がつぶれてその体積が小さくなり、圧力をかけるのをやめると元に戻ろうとします。
しかしながらウレタンは何度も圧力をかけると元に戻る力が失われていき、へたりが生じてしまうわけです。
ウレタンの質にもよりますが、ほとんどのウレタン枕は2,3年でへたってしまいます。
安価なウレタン枕で1年でぺちゃんこになってしまうこともあるかもしれません。
つまり圧力をかけてもジェルが変形するだけで、気泡がつぶれるわけではなく、体積も変わりません。
そのため復元力が失われるわけではなく、何度も圧力をかけてもへたりがほとんど生じないのです。
実際、11万回の圧縮試験でも復元率98%以上という数値がでています。
11万回の圧縮試験とは、1回の睡眠で寝返りを30回すると仮定した場合、およそ10年の使用を想定しています。
それでも復元率が98%以上ということは、10年の使用でもほとんどへたらないことを意味するのです。
つまりテクノジェル自体はへたらないというわけです。
このことからブレインスリープピローの寿命は10年以上ということがわかります。
コントアーピローは定価33,000円ですが、10年使うとなれば1年あたり2,500円、1日に換算するとわずか6.8円ですから決して高い買い物ではありません。
ブレインスリープピロー使用時の注意点とお手入れ
ではどんな環境でも、どのように使用してもブレインスリープピローの寿命は変わらないのかといえばそうでもありません。
テクノジェルはウレタンを使用していますので水に弱く、水洗いすることができません。
万が一水洗いしてしまった場合、すぐにへたってしまうことは考えられます。
枕カバーは水洗いすることができますが、枕本体が汚れてしまった場合は布等でふき取ってください。
枕本体は水洗いもクリーニングもできません。
あるいは水にぬらさなくても、湿気の多い環境で保管、使用しているとへたるまでの期間が短くなることはあるでしょう。
使っていないときは湿気の多い場所を避けて保管し、たまに乾燥した風通しの良い場所で陰干しするようにします。
変形した状態で放置すると枕が変形してしまうことがあるので、保管方法にも注意します。
また直射日光が当たる場所も厳禁です。
ウレタンは紫外線に弱く、長時間日光に当たっていると黄変したり、劣化してしまう恐れがあるからです。
こうしたことに気を付けて取り扱えば、ブレインスリープピローは10年以上使用することも可能です。
安い枕ではありませんから、大切に扱って良質な睡眠を手に入れてください。